PRESENT AND FUTURE時代の変化と税理士事務所経営のあるべき姿
AI(人工知能)の台頭による時代の変化
シンギュラリティへの展望
「シンギュラリティ」という言葉を、みなさん一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
レイ・カーツワイル博士によると、少なくとも2045年までには「機械が人間の脳を超える」といわれています。
AI化により我々人類の職業がコンピューターに取って代わられる時代はすぐそこに迫ってきているのです。税理士のお仕事も無関係ではありません。
来るべき日に備え、新たな道を切り拓くことこそが、重要な事です。
AIが得意とすること
- データ・一定のロジックに基づいた単純作業
- データの正確な処理
- データの照らし合わせ
AI(人工知能)による税理士への影響
オックスフォード大学のマイケル・オズボーン博士の論文「雇用の未来」によれば、税務申告業務は 99%の確率で、記帳 業務は96%の確率で10年間で消滅すると言われています。
我々税理士の三大業務の記帳代行、申告書作及び税務相談のうちの2つが壊滅的なダメージを受ける事態が目前に迫っています。
我々税理士は、書類を作成する業務から、作成したデータをもとに経営を支援する業務に早急にシフトすべきです。早さは最強の武器です。
今こそ経営支援業務へのシフトを!
「SWOT分析」で見る経営支援シフト戦略
経営体制の変更にあたって考慮すべきはSWOT(スウォット)分析です。
税理士は法人及び個人に関する多くのデータを保有しています。これは一種の強みです。
また、中小企業の約70%が赤字である現状は経営支援が好機であることを示しています。
しかし、データ蓄積量の多さという強みも経営支援にそのままで活かすには無理があります。
この税理士事務所の強みに経営支援ソフトのロジックを加えることで、経営支援の体制作りができます。
ソフト導入により、①経営支援業務の標準化ができ生産性が上がり、②早期の立ち上げが可能になります。個々人の努力に任せたままでは、 競争に遅れをとってしまいます。
経営支援ソフト.「強み」.「弱み」